エスノグラフィ
エスノグラフィ(リサーチ手法)
意味 実生活を詳細に観察
エスノグラフィとは?
エスノグラフィは、人類学から派生した質的調査手法です。研究対象となる人々の日常生活や文化的背景を、直接観察や対話を通じて深く理解しようとします。デザイン分野では、ユーザーの行動や環境を詳細に観察し、潜在的なニーズや問題点を発見するために用いられます。
エスノグラフィの具体的な使い方
「新しい調理器具のデザインのため、家庭でのエスノグラフィ調査を行って、実際の調理環境を観察しましょう。」 家庭での調理シーンを直接観察する調査方法を提案しています。ユーザーの実際の行動や環境を詳細に把握し、潜在的なニーズを発見することを目指しています。
エスノグラフィに関するよくある質問
Q.エスノグラフィの期間はどれくらい?
A.エスノグラフィの期間は研究の目的や規模によって異なります。短期のプロジェクトでは数日から数週間、長期のプロジェクトでは数ヶ月から1年以上かかることもあります。重要なのは、対象者の生活パターンや行動を十分に観察できる期間を確保することです。
Q.観察者の存在で行動が変わる?
A.観察者効果(ホーソン効果)により、対象者の行動が変化する可能性はあります。これを最小限に抑えるため、以下の方法を用います:
1. 長期間の観察を行い、対象者が観察者の存在に慣れるようにする
2. できるだけ目立たない形で観察を行う
3. 対象者との信頼関係を築き、自然な行動を促す
Q.エスノグラフィとインタビューの違い
A.エスノグラフィとインタビューは以下の点で異なります:
1. 方法:エスノグラフィは直接観察が中心、インタビューは質問と回答が中心
2. 期間:エスノグラフィは比較的長期、インタビューは短時間
3. 得られる情報:エスノグラフィは無意識の行動も含む包括的な情報、インタビューは意識的な回答が中心
4. 環境:エスノグラフィは自然な環境で行う、インタビューは設定された環境で行うことが多い
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